福原氏は大江氏の子孫である。大江広元の次男:時弘は武蔵国長井庄を領して長井の姓に改名した。四男の秀光は相模国
毛利荘を領し毛利と改姓した。永徳元年(1381) 毛利元春の五男:広世は長井氏を相続して六代の領主となり、父、元春から
安芸国中部庄福原村を譲られ、鈴尾城を築き移り住んで姓は福原と改姓した。八代:広俊の娘が毛利弘元の妻となり、
長男:興元が誕生した。次男の元就は明応六年(1497)3月14日、母の里である、この城内で誕生したと言われている。
天文五年(1540) 十代:広俊がこの守備にあたり西に備えた。慶長五年(1600)13代:広俊は毛利輝元に従い防長に移り
廃城となったが、この間七代219年間福原氏の居城であった。
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