城は見るだけ…歩くだけ! (日本の城郭)

  高安城   
   大阪府八尾市   大阪・奈良府県境で発見                       201110/08 訪城
     


 660年、唐と新羅が連合して百済を攻め滅ぼし、百済から救援を求められた斉明天皇や皇太子・

 中大兄皇子(天智天皇)は九州へ向かったが、斉明天皇は九州で急死し、百済へ向かった日本の水軍も

 白村江の戦いで唐の水軍に完敗した。この緊迫した状況のもと、天智天皇は667年、近江大津宮に
 
 遷都し、高安山に城を築いた。対馬の金田城、九州太宰府を守る大野城や基肄城、瀬戸内の屋島城など

 と並ぶ日本防衛のための大規模な古代山城である。高安城は築城後、畿内の田税である籾と塩を蓄え

 非常時に備えたが、672年の壬申の乱で倉庫は炎上、その後、天武・持統天皇の時代に修築され、

 文武天皇の701年に廃城となった。
 

  
     
 
築城年   天智天皇6年(667) 築城者  天智天皇  歴代城主    形式  山城 
遺構   曲輪、土塁、空掘、礎石  現状  山林  ご案内  城跡の地図  有料駐車場有り  


                                     

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