横地城は、横地氏によって室町時代初期に築かれた。 横地氏は、源義家の庶長子家永が初代で、
以後文明8年まで14代の長きに渡って、この地方に勢力を誇った。 その横地氏本貫の地、本城である。
文明8年、遠江へ侵攻した今川義忠に対して、遠江守護斯義廉に与した横地秀国は、
勝間田修理亮と連合して今川義忠と戦う。
この戦いによって、まず勝間田城が落城。 余勢をかった今川義忠は、横地城を攻めて落城させた。
この時城主横地秀国も討ち死にして、横地氏は滅亡した。
尚、横地元国(秀国の子)は、後3代に渡って武田氏に仕え、武田氏滅亡後は徳川家康に仕え、
旗本として明治に至った。
横地城跡は平成16年(2004年)9月30日に国の史跡に指定された菊川城館遺跡群の一部分になっている
(菊川城館遺跡群は高田大屋敷遺跡と横地氏城館群で構成されており、横地城跡は後者に属する)
築城年 |
室町時代初頭 元号一覧 |
築城者 |
横地太郎家長 |
歴代城主 |
横地氏 |
形式 |
山城 |
遺構 |
曲輪、土塁、空堀、井戸 |
現状 |
城跡公園,横地神社 |
ご案内 |
城跡の地図 |
駐車場 |
神社に駐車場有り |
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