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愛知県名古屋市緑区鳴海町柏原 瑞泉寺 2014/04/27
訪城 | 古い記録に『鳴海の長者、太郎成高は延長(923〜931)の頃の人なるよし』とあります。
この長者に使われていた娘が、ある時星崎を通りかかると、お堂の屋根が壊れ、十一面観音が雨
濡れているのを見て、自分の被っていた笠を仏像に被せて帰りました。
この話を知った当時の関白・藤原兼平が娘の優しさに胸をうたれ、
その娘を『北の方』として都に連れて帰りました。
後に兼平の寄進でお堂の修復が行われ、笠を被せたという事で、『笠覆寺』と呼ばれ
通称『笠寺』といわれるようになりました。
そして後に長者屋敷には、鳴海城を築いた安原宗範が瑞泉寺を建立しました。
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