佐倉城は、最初からこの歴博や城址公園を中心とした周辺地域にあったわけでなく、中世および戦国時代には、
東に3kmの地域(現在の佐倉市大佐倉から印旛郡酒々井町にかけて地域)に置かれていました。
現在、この地域は本佐倉城跡(もとさくらじょうあと)として国指定史跡となっています。この本佐倉城は、
戦国大名千葉氏の居城として文明年間(1469〜86)に千葉輔胤の代に築城されました。
本佐倉城主・千葉氏が築城しようとしたが、工事途中に何度か中断し、未完のまま千葉氏は
豊臣秀吉によって滅ぼされた後も、
慶長15年(1610)、徳川家康の命で土井利勝が小見川から佐倉に入り、未完のこの城を整備拡張した。
徳川一門などがこの本佐倉城の地に陣屋を構えていました。
その後、土井氏が古河城へ移ったため、石川氏、松平氏、堀田氏が入封し、堀田氏が6代続いた後に明治を迎えた。
築城年 |
慶長16年(1611年) |
築城者 |
土井利勝 |
歴代城主 |
土井、石川、松平、堀田 |
形式 |
平山城 |
遺構 |
曲輪、土塁、空堀、水堀 |
現状 |
国立歴史民俗資料館、公園 |
ご案内 |
城跡の地図 |
駐車場有り |
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