城は見るだけ…歩くだけ! (日本の城郭)



               
 


  荒山城   
          富山県氷見市小滝      2011/08/21  訪城       
 

別称

升形山城

枡形砦
 

 


山砦は標高486mの枡形山に位置する。初めは石動山天平寺の出城だったが、

戦国期に阿尾城主・菊池氏が守った。

天正5年(1577)、上杉謙信の能登侵攻の際、能登守護畠山氏が入った。

天正10年、本能寺の変で織田信長が没したのを機に、

石動山衆徒は越後の上杉景勝に支援を求め、畠山の遺臣・温井備中守景勝と

三宅備後守長盛の両氏と共にこの荒山砦に籠った。これに対し、

羽柴秀吉は前田利家に石動山攻略を命じ、利家は3千の兵を率いて

石動山と枡形山の中間に当たる芝峠に布陣した。そして、

荒山砦普請に向かう温井・三宅軍を急襲し、これを破った勢いに乗じて砦を攻め、
  
荒山砦は陥落した(荒山合戦)。この合戦に勝利した利家軍は翌日

一気に石動山院に攻め入って火を放ち、石動山の堂塔伽藍はことごとく焼き尽くした(石動山合戦)。

その後、越中一国を制圧した佐々成政の出城となったが、

天正12年、前田氏との戦いにて守兵が撤収し、前田氏の拠点となった。
 


             
 
 


山頂は雑草が茂って足の入れ場も無く、
 
長椅子が雑草に埋もれ背もたれがかすかに見える状態で、

雨の中やって来た我々は残念でした。

子供たちの夏休みの期間ぐらいは、少し整備を御願い致します。宜しく
 


                            
           
築城年  戦国期 築城者  石動山天平寺 歴代城主  石動山,菊池,温井,三宅,佐々,前田 形式 : 山城   
遺構  曲輪、土塁、空堀、堀切 現状  城跡公園  ご案内  城跡の地図 無料駐車場有り  


                                                   
  

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